日本の伝統的履物は、鼻緒を職人が挿げて完成させる
日本の伝統的履物をお求めの際には、専門の挿げ職人が常駐している店を選ぶことが大切です。 なぜなら、日本の伝統的履物の専門店は、靴のように既製の商品を販売する店ではないからです。
下駄や草履の台(あしを乗せる部分)は、靴のように5ミリ刻みのサイズはありません。鼻緒の挿げによって、どんな足の形にも対応できるからです。
それぞれ別の職人が作る台と鼻緒を自在に組み合せて、最終的には履物専門店の挿げ職人がお客様の足に合わせて一足一足店頭で作りあげるセミオーダーメイドの店頭製造販売業、それが本来の日本の履物店です。
腕の良い挿げ職人がいる履物専門店は、日本でも希少な存在に
ですから、同じように見える商品でも鼻緒を挿げる技術によって、履き心地はまったく違います。 靴とは異なる履き方、歩き方、立ち方まで理解して鼻緒を挿げないと、当然日本の履物の良さは発揮されません。
ところが、日本の履物の本質を知る店は極めて少なくなり靴のように既製品を売る店も増えていますし、鼻緒の調整ができない商品も多くなりました。 日本の伝統的履物の良さを知り尽くした職人がいる辻屋本店でぜひあなただけの本物の日本の履物を手に入れてください。