辻屋本店の履物は一足一足違うあなただけのセミオーダー品です。
シンプルな形に込められた様々な表現。
そのモノとしての美しさは、見ているだけでも楽しい日本の伝統工芸品です。
下駄
木製の台に鼻緒をすげた履物です。日本では古代より仕事のための道具として生まれ、 後におしゃれとしての履物
となります。「歯」の形によって台は何種類もあり、草履に比べると普段向きです。 木の素材は杉や松、桐などですが、辻屋本店では軽くて吸湿性にもすぐれた最高級素材の桐下駄を主に扱い、桐下駄は柾目(年輪)の幅、本数、並び方によって価値が決まります。
草履
フォーマルからカジュアルまで、TPOに合わせて種類を履き分けます。男性用、女性用ともにコルク製やウレタン製の台を、牛革や合皮などの表(おもて)で覆い、鼻緒を挿げて作ります。表の素材は革の他、竹皮、合皮、帆布、籐などがあります。
雪駄
主に男性用の草履で、表に直接、裏革を張り合わせた「直付け」という構造です。 竹皮で編んだ表や、革、合皮などの表に、牛革の裏を縫い付けた草履。踵の部分に金属製の鋲が打ち込まれています。茶人・千利休が雪の日に露地で履くために考案したという説、セキダ(席駄)が、関東に伝わりセッタと訛り、雪駄・雪踏の文字を当てたという説などがあります。